最初に水槽をセッティングした時から時間が経過するにつれ、水槽内の水は様々な要素が加わり水質が悪化していきます。
「最近元気がないなぁ?」と思ったら、まず水質のpH値を測定することをおすすめします。
pHとは水中の水素イオン濃度のこと。pH値を知ることで、水質がアルカリ性か酸性かを判断することが可能になります。水槽内で飼育する生物は、自然の中で生育している場所によって酸度が異なります。そのため、生物それぞれに適したpH値を知ることがとても重要です。
同時に飼育していく中で、餌の食べ残しや排泄物から「硝酸塩」が発生し、水質を悪化させていきます。硝酸塩の数値が高くなると目視でも水質の悪化がわかりますが、そうなる前に定期的にpH値を測定することで、適切な水換えのタイミングを知ることができます。
pH値のおおよその目安は以下の通りです。
酸 性:6.0未満
弱酸性:6.0〜7.0
中 性:7.0
弱アルカリ性:7.0〜8.0
アルカリ性:8.0以上